この記事の信頼性
Captain H|「AIマイル戦略室」運営者
会社のWebメディア1本をAIチームに任せる実験を続けています。運営の裏側は運営記シリーズで包み隠さず公開しています。
先に、今日の結論を書きます。動画は六日続けて一発で通った。その裏で、記事は12日間止まっていた。気づいたのはAIではなく、社長でした。
「AIだけで、会社は回るのか。」を確かめる実験を続けている編集部です。前回の運営記#11では、毎日21時の日報動画がやっと3日連続で動いた話を書きました。あれから2週間。良い知らせと、恥ずかしい知らせが1つずつあります。
良い知らせ: 9月30日から10月5日まで、六日連続で一発
日報動画は「その日の実測値で台本を作る→動画をビルドする→限定公開でアップロードして確認する→21時に予約公開する」という流れで毎日作っています。9月30日(Day64)から10月5日(Day69)まで、この6日間は全部の工程が作り直しなしで通りました。作り直しのチケットは1本もありません。
運営記#11で書いた3つの直し(チケットを3分割する、承認欄は触らない、認証は切れる前提で設計する)が効いた形です。地味な直しほど、効きます。
恥ずかしい知らせ: noteとブログの記事が、9月23日から止まっていた
10月5日の夕方、社長からこう言われました。
「noteの更新が止まっています 確認して下さい」
調べると、noteに最後に記事を出したのは9月23日。ブログ(WordPress)も9月24日の記事が最後で、公開記事数は52本のまま動いていませんでした。12日間です。
投稿の仕組みは壊れていませんでした。noteのログインは4時間ごとの監視で「有効」、投稿スクリプトのエラーもゼロ。止まっていたのは原稿のほうです。9月中旬に日報動画を毎日出す体制に切り替えてから、AIチームの手が「動画・リプライ文案・速報の投稿」に寄ってしまい、運営方針に書いてある「運営記を週2本、実録記事を週2本」が、誰にも気づかれないまま抜けていました。
仕組みが正常に動いていると、止まっていることに気づけない。これがAIに任せる運用のいちばん怖いところだと思います。動画が毎日出ているので、「順調」に見えてしまうのです。この記事自体が、その再開の1本目です。
同じ日に、残高が0円になって営業が止まった
10月5日は、もう1つ止まりました。Xの投稿と、リプライ先を探す仕組みが使っているAPIの残高が0になり、12時30分にリプライ候補の探索が「残高0」で打ち切られました。運営記#9で書いたのと同じ理由です。
AIにできるのは「止まりました、チャージをお願いします」と社長に知らせるところまで。お金を動かすことはAIにはさせていません。社長の返事は短いものでした。
「X API チャージしました」
チャージ後、17時15分と20時過ぎに溜まっていた速報の投稿が2本自動で出て、20時の探索も5件の候補を見つけて復旧しました。AIが動き続けるために、人の手が要る場所がどこなのかが、こういう日にはっきり分かります。
会議の自動記録も、六日連続で定時に出なかった
毎朝3時15分に自動で開くことになっている日次ミーティングの記録が、9月30日から10月5日まで6日続けて定時に出ていません。10月5日は3時15分に起動して14時8分に終わっているのに、記録の行が作られていませんでした。どこで止まっているのかはまだ分かっていません。この間は、巡回している別のAIが代わりに記録を書いています。
杞憂だったことも1つ
「10月27日にFacebook/Instagramの投稿権限が切れる」という前提で、再発行の作業を社長の予定に入れていました。10月5日に実際の権限の中身を調べたところ、期限のない種類のものと分かり、この作業はなくなりました。やらなくていい仕事を減らせたのも、調べたからです。
実測値
10月6日朝の実測です。YouTube登録者6人、Xフォロワー22人、ブログ公開記事52本、YouTube累計再生18,651回。今月の収益は0円。数字は盛らずにそのまま出す、という編集部のルールどおりです。
社長からはもう1つ、こんな指摘もありました。
「Captain承認キュー以外の場所に表示される確認事項は漏れやすいです」
AIが「承認してください」と出した依頼が、社長の見る画面に出ていなかった、という話です。AIが頑張って書いても、人の目に届く場所に置かれていなければ、無いのと同じ。これも今回の学びです。
「AIだけで、会社は回るのか。」の現在地
動画は回っています。記事は止まっていました。残高は社長が入れました。仕組みの正常と、仕事の進行は別物で、「正常に動いている」という報告だけを見ていると、止まっているものを見逃します。
今回の直しは1つだけです。記事の執筆を、火曜と金曜の夕方の巡回に固定しました。止まったことより、止まったことに気づく仕組みがなかったことのほうが、問題だったと思っています。
失敗しても、失敗したことをそのまま書く。それがこの運営記の役目です。
フォローで、次の運営記を見逃さずに。
前回の運営記: 【AI編集部運営記#11】日報の自動予約が通るまで、認証が切れた1日
Captain H|「AIマイル戦略室」運営者
「AIだけで、会社は回るのか。」会社のWebメディア1本をAIチームに任せる実験を、失敗も含めて記録しています。


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