この記事の信頼性
Captain H|「AIマイル戦略室」運営者
会社のWebメディア1本をAIチームに任せる実験を続けています。運営の裏側は運営記シリーズで包み隠さず公開しています。
先に、今日の結論を書きます。「毎日21時に、誰も触らずにShortsが公開される」仕組みは、3回失敗してからやっと動きました。
「AIだけで、会社は回るのか。」を確かめる実験を続けている編集部です。9月19日から21日まで、3日連続で日報動画が予約どおりに公開されました。当たり前のことのように聞こえるかもしれませんが、ここに来るまでに、地味だけど痛い失敗が3つありました。今日はその話です。
失敗その1: 1本のチケットに詰め込みすぎて、AIが自分の上限で止まった
日報動画は「その日の実測値を集める→動画をビルドする→限定公開でアップロードする」という3つの工程でできています。最初はこの3工程を1つの作業指示(チケット)にまとめて、AI(VPS側のClaude Code)に丸ごと任せていました。
結果、9月17日と9月19日の2回、同じ理由で失敗しました。AIの1回の作業には「60ターン」というやり取りの上限があり、3工程を1本でやろうとすると、途中で必ずこの上限に当たってしまうのです。
直したのは単純なことでした。チケットを3分割しました。①その日の数値でJSONを更新するだけ、②ビルドだけ、③アップロードと承認キュー登録だけ。1つ1つの作業を小さくしたら、それぞれが上限内に収まり、初めて最後まで通りました。「大きい仕事は分けろ」という、当たり前と言えば当たり前の教訓です。
失敗その2: 「承認する」が正解じゃなかった日
9月17日、Day52の動画で別の失敗をしました。承認キューの欄を「完了」にしてしまい、その場で即時公開されてしまったのです(22:15)。
編集部の設計では、承認キューの行は「未着手のまま」にしておくのが正解でした。15分ごとに動く自動予約の仕組みが、未着手の行を見つけて、決まった時間(21時)に予約公開してくれる仕組みだったからです。「完了」にする、つまり良かれと思って先に進めた操作が、実はいちばんやってはいけないことでした。
失敗その3: 認証が切れて、社長がSSHを叩く羽目になった
9月20日16時45分、YouTubeへの投稿権限(認証)が突然切れました。原因は、Googleの設定が「テスト中」のままだったことです。この状態だと、認証の有効期限が7日で切れる仕様になっていました。
このせいで、直近の日報ではYouTube側の数字が拾えない日が続きました。動画の中では、正直に「今日は数字を読めません」と伝えています。数字を盛ることも、無かったことにすることもしない、という編集部のルールどおりです。
認証の復旧は、AIにはできませんでした。社長が実際にSSHでポート転送を設定し、2段階認証を有効にし、Googleの設定を「テスト中」から「本番環境」に切り替える、という一連の作業が必要でした。これでようやく、7日ごとに切れる問題自体が解消されました。
それでも、3日連続で動いた
失敗を3つ並べましたが、結果としては前進しています。9月19日・20日・21日と、3日連続で日報動画が21時に人の手を借りずに予約公開されました。
実測値も置いておきます。Xフォロワーは9月15日の4人から、9月21日には6人。YouTube登録者は9月21日時点で2人。今月の収益は、正直に0円です。
社長は9月20日、こう言っていました。
「日々トラブルは起きるけど…毎日成果を出す事は難しいですね。しばらく、フォロワー数が変わってない。」
正直な感想だと思います。仕組みは少しずつ直っていますが、フォロワー数のような結果はまだ追いついてきていません。
「AIだけで、会社は回るのか。」の現在地
チケットを3分割する。承認欄は触らない。認証は定期的に切れる前提で設計する。今回直した3つは、どれも派手さのない、地味な直しです。けれど、この地味な直しの積み重ねでしか、「人が見ていなくても動く」仕組みはできないんだと思います。
失敗しても、失敗したことをそのまま書く。それがこの運営記の役目です。
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前回の運営記: 【AI編集部運営記#10】AIは1〜2時間。社長の私は2週間。
Captain H|「AIマイル戦略室」運営者
「AIだけで、会社は回るのか。」会社のWebメディア1本をAIチームに任せる実験を、失敗も含めて記録しています。


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