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Captain H|複数の事業を経営する経営者
本業のかたわら、AIに「AIマイル戦略室」の運営を丸ごと任せる実験を実施中。運営の裏側は運営記シリーズで包み隠さず公開しています。
「マイルは飛行機に乗らないと貯まらない」——そう思っていませんか?実は、飛行機にほとんど乗らなくても、クレジットカードやポイントサイトの活用だけでマイルを貯めている人たちがいます。それが「陸マイラー」です。この記事では、陸マイラーの基本から、今日から始められる具体的な3ステップまでを解説します。当メディアの他の記事(カード別の詳細解説など)を読む前に、まずこのページで全体像をつかんでください。
陸マイラーとは?「空マイラー」との違い
マイルを貯める人は、大きく2つのタイプに分かれます。
空マイラーは、実際に飛行機に乗ることでマイルを貯めるタイプです。搭乗区間やクラスに応じてマイルが加算されます。頻繁に出張・旅行をする人向けの方法です。
陸マイラーは、飛行機にほとんど乗らず、クレジットカードの利用やポイントサイト経由の買い物・サービス利用で貯めたポイントをマイルに交換するタイプです。「陸(地上)にいながらマイルを貯める」という意味でこう呼ばれています。
陸マイラーの最大の魅力は、出張・旅行の頻度に関係なく、日常の支出をマイルに変えられる点です。年間数万〜数十万マイルを、飛行機に一度も乗らずに貯めている人も珍しくありません。

私も2016年9月にマイラー系ブログの記事を読んだのがきっかけで、この世界に足を踏み入れました。最初は「陸マイラー」という言葉すら知らなかったので、皆さんが今感じている「本当にお得なの?」という疑問、すごくよく分かります。
陸マイラーになるための3ステップ
ステップ1: ポイントサイトに登録する
ハピタスなどのポイントサイトを経由してクレジットカードに申し込んだり、ネットショッピングをしたりすると、通常の還元に加えてポイントサイト独自のポイントも貯まります。まずは無料のポイントサイト登録から始めます。 ハピタスの仕組みはハピタスとは?陸マイラー・ポイ活初心者が最初に知っておくべきこと、なぜカード申込もハピタス経由がお得なのかはポイント二重取りの仕組みで詳しく解説しています。
ステップ2: マイルが貯まりやすいクレジットカードを発行する
日常の支払いをこのカード1枚に集約することで、利用額に応じたポイント(マイルに交換可能)が自動的に貯まっていきます。カード選びのポイントは次の章で解説します。
ステップ3: 貯まったポイントをマイルに交換する
カード会社やポイントサイトで貯めたポイントを、ANAマイルやJALマイルなどの航空会社マイルに交換します。交換レートや必要ポイント数はプログラムによって異なるため、事前に確認しておくことが大切です。
ポイントサイト経由の「二重取り」の仕組み
陸マイラーの基本テクニックが「二重取り」です。例えばポイントサイトを経由してクレジットカードに新規申し込みをすると、次の2つが同時に得られます。
- ポイントサイト独自の入会特典ポイント
- クレジットカード会社が用意している新規入会キャンペーンのポイント・マイル
同じ1回の申し込みで2か所からポイントを受け取れるため、直接カード会社の公式サイトから申し込むより効率的です。ハピタスなど主要ポイントサイトの特徴は、モッピー×ハピタス×ポイントインカム徹底比較で詳しく解説しています。

私自身、ハピタス経由でこれまで累計112,236pt(2026年時点)を貯めてきました。二重取りは最初は面倒に感じるかもしれませんが、慣れれば「まずポイントサイトを経由する」が自然な習慣になりますよ。
マイルを貯めるカード選びの基本
クレジットカードには大きく分けて3つの系統があります。
ANA系カードは、ANAマイルが直接貯まる、またはポイントをANAマイルに好レートで交換できるカードです。ANA便を使う予定がある人向けです。目的別の比較はカード横断比較記事(2026年9月版)のANA系カードの項で確認できます。
JAL系カードは、JALマイルが直接貯まるカードです。ANA系と同様、利用する航空会社に合わせて選びます。目的別の比較はカード横断比較記事(2026年9月版)のJAL系カードの項で確認できます。
汎用ポイント系カード(セゾン、アメックス、三井住友カードなど)は、貯まったポイントをANA・JAL両方のマイルはもちろん、他社ポイントや商品にも交換できる柔軟性が特徴です。どちらの航空会社を使うか決めていない場合や、複数の交換先を持っておきたい場合に向いています。目的別の比較はカード横断比較記事(2026年9月版)の汎用ポイント系カードの項で確認できます。
初心者には、年会費無料〜低コストのカードから始めて、マイル生活に慣れてから上位カードにステップアップする進め方をおすすめします。
ANAマイルへの高レート交換ルートを知っておこう
陸マイラーの中でも一歩進んだ人たちは、カードやポイントサイトで貯めたポイントを「そのまま」交換するのではなく、交換レートの良い特定の「ルート」を経由することで、同じポイント数からより多くのANAマイルを引き出しています。ここでは2026年8月時点の主要ルートを整理します。
定番だった「みずほルート」は新規申込停止に
これまで交換レート70%の定番ルートとして知られていた「みずほルート」(みずほマイレージクラブカード/ANA経由)は、2026年に入りカードの新規申し込みが停止されました。既に対象カードを保有している場合は当面利用できるケースもありますが、これから陸マイラーを始める方はこのルートに新規参入できない点に注意してください。
新定番「Vポイントルート」とは
みずほルートに代わって広がっているのが「Vポイントルート」です。三井住友カードなどでVポイントを貯め、ANAマイルへ交換するルートで、交換レートは目安で最大60%程度とされています。三井住友のANA紐づけカードが必要になるため、まずはカード発行から検討することになります。
交換レート70%の「ニモカルート」とは
九州・北部九州エリアの交通系ICカード「nimoca(ニモカ)」を経由するルートで、交換レートは目安70%と高水準です。ただし九州や函館など、対応する実機端末での操作が必要になるという地理的な制約があり、誰でもすぐに使えるルートではない点は理解しておく必要があります。
【比較表】高レート交換ルートの目安
| ルート名 | 交換レート目安 | 必要なもの | 難易度 |
|---|---|---|---|
| みずほルート | 約70%(新規申込停止) | みずほマイレージクラブカード/ANA(既存保有者のみ) | 新規参入不可 |
| Vポイントルート | 最大60%程度 | 三井住友のANA紐づけカード | 易〜中 |
| ニモカルート | 70%程度 | nimoca対応の実機端末(九州・函館等) | 中〜高(地理的制約あり) |
交換レートや対応条件は各社の制度変更で随時見直されるため、実際に手続きする前に必ず最新の公式情報を確認してください。
初心者はどう動けばいいか
これから陸マイラーを始める場合、いきなり地理的制約のあるニモカルートを狙う必要はありません。まずはカード横断比較記事で自分に合うカードを選び、Vポイントルートのような比較的始めやすいルートから交換レートの差を体感してみるのがおすすめです。
目標設定と年間シミュレーション:「自分の場合いくら貯まるか」を逆算する
陸マイラーを続けるコツは、「とにかく貯める」ではなく「いつ・誰と・どこへ行くか」を先に決めて、必要マイル数から逆算することです。ここではANA国内線の特典航空券を例に、目標の立て方と年間シミュレーションの考え方を整理します。
ステップ1:目標の必要マイル数を知る
ANA国内線特典航空券の必要マイル数は、区間距離とシーズン(L=ロー/R=レギュラー/H=ハイ)で決まります。2024年10月27日以降搭乗分のチャート(ANA公式、2025年5月20日更新)から、代表的な区間の片道1人あたりの必要マイル数を抜き出すと次の通りです。
| 区間距離(例) | L(ロー) | R(レギュラー) | H(ハイ) |
|---|---|---|---|
| 0〜300マイル(例:東京〜大阪) | 6,000 | 6,500 | 9,000 |
| 301〜800マイル(例:東京〜札幌) | 7,000 | 8,500 | 10,500 |
| 801〜1,000マイル(例:東京〜沖縄) | 8,000 | 9,500 | 12,000 |
| 1,001〜2,000マイル(例:東京〜石垣) | 9,500 | 10,500 | 13,000 |
※片道1人あたり。往復は往路・復路を合算します。出典:ANA公式「ANA国内線特典航空券 シーズン・必要マイルチャート」(2026年9月確認)。必要マイル数・シーズン区分は改定されることがあるため、予約前に必ず公式サイトで最新情報を確認してください。
この表から目標を作ると、たとえば次のようになります。
- 夫婦2人で沖縄往復(レギュラーシーズン):9,500マイル×往復2×2人=38,000マイル
- 家族4人で沖縄往復(レギュラーシーズン):9,500マイル×往復2×4人=76,000マイル(ハイシーズンなら12,000×2×4=96,000マイル)
- 家族4人で札幌往復(ローシーズン):7,000マイル×往復2×4人=56,000マイル
ステップ2:年間で貯まるマイルを見積もる
陸マイラーのマイルは、大きく「カード決済で貯まる分」と「ポイントサイト案件で貯まる分」の2本立てです。次の前提はあくまで計算のための目安で、実際の還元率・交換レート・案件のポイント数はカードや時期によって異なります。
- カード決済:月10万円の支払いを1枚に集約し、マイル還元率1%相当で貯まるとすると、年間120万円×1%=約12,000マイル。
- ポイントサイト案件:カード発行・証券口座開設などの大口案件は1件あたり1万pt前後のものが多く(2026年9月時点のハピタス案件の一例:三井住友カード(NL) 13,500pt、SBI証券 11,000pt、JCB CARD W 10,000pt、楽天カード 9,000pt。いずれも変動あり)、年2件なら約20,000pt。本記事で紹介したVポイントルートのような交換レート60%程度の経路でANAマイルにすると約12,000マイル。
| パターン | 年間の目安 | 夫婦で沖縄往復(38,000マイル)まで | 家族4人で沖縄往復(76,000マイル)まで |
|---|---|---|---|
| A:カード決済 月10万円のみ | 約12,000マイル | 約3年2か月 | 約6年4か月 |
| B:A+ポイントサイト大口案件 年2件 | 約24,000マイル | 約1年7か月 | 約3年2か月 |
| C:B+日常の買い物・旅行予約をポイントサイト経由(年1万pt→約6,000マイル) | 約30,000マイル | 約1年3か月 | 約2年6か月 |
※到達期間は「目標マイル数÷年間の目安」を月単位に丸めた概算です。カードの還元率、交換ルートのレート、案件のポイント数、シーズンによって大きく変わります。
ステップ3:足りない分をどう埋めるかを先に決める
シミュレーションで分かるのは、「家族全員分をポイントサイトだけで賄うのは時間がかかる」という現実です。当メディア運営者のCaptain Hも、家族で北海道3回・沖縄2回を特典航空券で飛んだ際、ハピタスのポイントを土台にしつつ、足りない分は事業の経費決済で貯めたカードのポイントをマイルに移行して埋めています(詳しくは【実録】ハピタスで11万pt。家族で北海道3回・沖縄2回を特典航空券で飛んだ、社長の10年分の通帳を全部見せます)。「ポイントサイトが土台、カード決済が上乗せ」という組み合わせを前提に、次の3点を最初に決めておくと計画が立てやすくなります。
- 行き先と時期:ローシーズンを狙えるなら、必要マイル数をレギュラーシーズン比で1〜2割、ハイシーズン比で3割ほど抑えられます。
- 決済を集約するカード:カード横断比較記事で、ANA系・JAL系・汎用ポイント系のどれを軸にするかを決めます。
- 年に何件の案件を申し込むか:使わないカードを作ると年会費で損をするため、「本当に使うもの」に限って年1〜2件が目安です。

私の場合、家族4人で夏の北海道や沖縄に往復すると、季節にもよりますが1回で7万〜8万マイルが必要でした。ハピタスのポイントだけでは足りず、会社の決済カードのポイントを上乗せしています。最初に「どこへ行くか」を決めると、必要な数字が見えて貯めるのが楽しくなりますよ。
陸マイラーが知っておくべき用語集
- マイル還元率: 支払い額に対して、最終的にどれくらいの割合でマイルが貯まるかを示す指標。一般に1%以上が「マイルが貯まりやすい」とされます。
- ポイントの有効期限: クレジットカードのポイントには有効期限があることが多く、失効すると無駄になります。定期的に交換手続きを行う習慣が大切です。
- SFC(スーパーフライヤーズカード): ANAの上級会員資格を得られるカード。一定の搭乗実績(通称「SFC修行」)が必要です。
- マイル改悪: 航空会社が交換レートや特典内容を改定し、以前より不利になること。マイルプログラムは年々ルールが変わるため、最新情報のキャッチアップが欠かせません。
よくある失敗・注意点
陸マイラーを始めたばかりの方が陥りやすい失敗を、3つ紹介します。 ポイントサイトやカードは制度改定(改悪)が起きることもあるため、最近のポイ活改悪まとめも合わせてチェックしておきましょう。
カードを作りすぎる。短期間に何枚もカードを申し込むと、クレジットカードの審査に影響することがあります。計画的に、優先順位をつけて申し込みましょう。
ポイントの有効期限切れ。貯めたポイントを交換し忘れて失効させてしまうケースは非常に多いです。交換のタイミングをカレンダーなどで管理することをおすすめします。
還元率だけで判断する。年会費や特典内容とのバランスを見ずに還元率だけでカードを選ぶと、トータルでは損をすることもあります。年会費・還元率・特典を総合的に比較しましょう。

私が最初に発行したのはANA TOKYU POINT ClubQ PASMOカードでした。日常の交通費がそのままマイルになるので、陸マイラー初心者にとって「生活の中に組み込みやすいカード」から始めるのは良い選択だったと今でも思っています。
よくある質問(FAQ)
- Q1. ANAとJAL、マイルはどちらが貯まりやすい?
- Q2. 貯めたポイントの有効期限が近づいてきたらどうすればいい?
- Q3. 家族の分をまとめて貯めることはできる?
- Q4. 1マイルはどれくらいの価値がある?
Q1. ANAとJAL、マイルはどちらが貯まりやすい?
どちらが「貯まりやすいか」は、普段どちらの航空会社をよく使うか、生活圏で使いやすいカードや交換ルートがどちらに強いかで変わります。ANA系カードはANAマイルへの直接交換や好レート交換ルート(Vポイントルート等)が充実している一方、JAL系カードも同様にJALマイル直結の選択肢があります。どちらの航空会社を使うか決まっていない場合は、まず汎用ポイント系カードで貯めておき、後から交換先を選ぶ方法もあります。 JALマイルは対象ポイントからの交換で増量キャンペーンが行われることもあるので、交換増量キャンペーンの活用ガイドも参考にしてください。
Q2. 貯めたポイントの有効期限が近づいてきたらどうすればいい?
ポイントやマイルには有効期限が設定されていることがほとんどです。失効させないための基本は、①各カード・ポイントサイトの有効期限ルールを登録時に確認しておく、②交換手続きの予定をカレンダー等に登録して定期的に確認する、③有効期限が近づいたら早めに交換してしまう、の3つです。「よくある失敗・注意点」でも触れた通り、有効期限切れは陸マイラー初心者が最も陥りやすい失敗の一つです。
Q3. 家族の分をまとめて貯めることはできる?
カード会社やマイルプログラムによっては、家族間でポイントやマイルを合算・移行できる制度が用意されている場合があります。ただし対象カードや条件はプログラムごとに異なるため、具体的な家族合算の方法は各カード会社・航空会社の公式情報でのご確認をお願いします。
Q4. 1マイルはどれくらいの価値がある?
マイルの価値は「何に交換するか」で大きく変わります。特典航空券への交換に使うと相対的に価値が高くなりやすく、商品や他社ポイントへの交換ではそれより価値が下がるのが一般的です。「安く貯めて、価値の高い使い方をする」のが陸マイラーの基本戦術です。
まとめ:次に読むべき記事
陸マイラーは、飛行機にほとんど乗らなくても、日常の支出とちょっとした工夫でマイルを貯められる仕組みです。まずはポイントサイトへの登録と、自分に合ったカード選びから始めてみてください。
具体的なカード選びには、目的別に当メディアの各記事も参考にしてください。ANA系・JAL系・汎用ポイント系カードの比較や、ポイントサイトの選び方は下記の記事で詳しく解説しています。

私自身、SFC修行はまだこれから挑戦する段階です。経験者ぶらずに、同じ目線で試行錯誤の過程をこのブログでお伝えしていきたいと思っています。一緒に無理のないペースで進めていきましょう。
質問・相談はこちら
「自分の場合はどのカードから始めればいい?」「ポイントサイトのポイントが反映されない」など、この記事を読んで分からなかったことは、この記事の下にあるコメント欄に気軽に書き込んでください。運営者のCaptain HとAI編集部が内容を確認し、事実確認のうえで回答します。よくいただく質問は、この記事の「よくある質問(FAQ)」に追記していきます。
※コメントには、カードの審査結果の詳細や、氏名・会員番号などの個人情報は書かないようご注意ください。
Captain H|「AIマイル戦略室」運営者
陸マイラーとしては発展途上、ANAブロンズからのスタート。2016年から地道に積み上げてきた実践記録を、そのまま公開しています。
累計獲得マイル数:226,000マイル
内訳:ハピタス経由 66,000マイル(投入90,000pt/2020・2021・2023年、TOKYUポイント・Tポイント経由)、アメックス経由 160,000マイル
保有ステータス:ANAブロンズ(プレミアムポイント0)


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