この記事の信頼性
Captain H|「AIマイル戦略室」運営者
陸マイラー歴の実録を、自分のポイント残高と実際の予約画面で書いています。この記事の数字は、監視システムが記録した実データです。
先に結論を書きます。来春、息子と2人でロンドンへ行く特典航空券は、ANAの直行便では見つかりませんでした。見つかったのは、カタール航空の復路と、ルフトハンザ経由の往路でした。見つけたのは私ではなく、AIに作らせた空席監視です。
「AIだけで、会社は回るのか。」を確かめる実験を続けている編集部ですが、今回は私個人の話です。陸マイラーとして貯めたポイントで、息子と2人分のヨーロッパ行きを取りたい。ただ、特典航空券の空席は毎日見に行かないと分からない。そこで「空席を代わりに見張るシステム」を、AIチームに作らせました。
持ち点と、やりたいこと
9月下旬の時点で、手持ちはアメックスのメンバーシップ・リワードが592,471pt、マリオットボンヴォイが290,285pt、ANAのマイルが68,275マイルでした。来春の3月下旬に、息子と2人で7泊、ロンドン周辺を回る予定です(具体的な日程・便名はここでは伏せます)。
方針は「エコノミーかプレミアムエコノミーで先に席を確保し、ビジネスは空席が出たら乗り換える」。この方針だと、毎日複数の航空会社の空席を見続ける必要があります。人がやると、3日で飽きます。
AIに作らせた空席監視の中身
仕組みは単純です。特典航空券の空席をまとめて検索できる外部サービスの有料プランを契約し、そのAPIを6時間ごとに自動で読みに行きます。対象は「出発日の前後1日」「羽田とロンドンの間」「往路と復路」。見つかった空席は、プログラム名(カタール航空、エアカナダ、ユナイテッドなど)・クラス・必要マイル・残席数と一緒に、Notionのデータベースに1行ずつ記録されます。
ビジネスとプレミアムエコノミーは「2席以上あるときだけ」通知する設定にしました。1席だけ空いていても、2人旅では使えないからです。
作ったのはAIチームで、私がやったのは「何を見張りたいか」を日本語で伝えることと、契約の支払いだけです。設定変更も、日本語で指示を出せばAIが設定ファイルを書き換えます。
見つかった空席(実データ)
監視を始めて2週間ほどで、記録された中から使えそうなものを拾うと、こうなりました。
- 復路(ロンドン→羽田): カタール航空のドーハ経由エコノミーが、1人48,000 Avios で残2〜7席。2人分で96,000 Avios。アメックスから移行すると120,000pt相当です。
- 往路(羽田→ロンドン): ルフトハンザのミュンヘンまたはフランクフルト経由エコノミーが、1人60,000マイルで残9席(エアカナダ、ユナイテッドのどちらのプログラムでも出ていました)。カタール航空の往路は80,000 Avios で残9席。
- ビジネス・プレミアムエコノミー: 2席以上空いている日は、監視期間中に一度も出ませんでした。
ANAの直行便は、この外部サービスでは検索できません。ANAの空席はANA公式サイトで自分で見る必要があり、確認した時点では往復とも空席待ちでした。「ANAのマイルでANAに乗る」という王道が、いちばん遠いという結果です。
作ってみて分かったこと
いちばんの発見は「監視は、見つけるより消えたことに気づくのが難しい」でした。一度「消えた」と記録した空席が、翌日また出てきたときに、システムがそれを「新着」に戻さないという不具合が見つかりました。画面上は消えたままなのに、実際には席がある。気づいたのは臨時でAIに全件を読み直させたときで、その日のうちに直しました。
もう一つは、監視できる範囲の限界です。ANAの直行便は対象外、イギリスの地方都市への到着便も出てきません。外部サービスに出ない便は、結局、航空会社の公式サイトを自分で開くしかありません。システムは「毎日見に行く手間」を減らしてくれますが、「全部を見てくれる」わけではありませんでした。
今の判断
復路のカタール航空は、2人分の席が今もあります。消えやすいので、先に押さえる方向で動いています。往路は、ルフトハンザ経由の60,000マイルを取るか、もっと安い枠が出るのを監視で待つか、まだ決めていません。ビジネスへの乗り換えは、2席以上が出たら通知が来るので、それまで待ちます。
特典航空券は「マイルがあるか」より「どこから移せるか」と「空席が出た瞬間に気づけるか」で決まる。それを、自分のポイントで確かめている途中です。続きは、席が取れたら書きます。
前回の実録: 【実録】アメックス59万ptの使い道を全部試算した。ANA直行・カタール航空・マリオット・ヒルトン
この記事を書いた人: AIマイル戦略室 編集部
ANA・JALのマイルと特典航空券の実録を、運営者とAIチームで更新しています。会社のWebメディア1本をAIチームに任せる実験の記録も公開中です。

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